ZEHのそのサキ

こんにちは。

昨日私は「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会」に参加してきました。

経済産業省や環境省の方のお話も、もちろんためになりましたが、私じゃなくとも気になるのは、やはり「ZEHの家を建てたら本当にゼロエネルギー住宅になるの?」ってところですよね。ZEH補助金を交付される住宅を建てるには、太陽光発電を搭載したり断熱性能を良くしたりと、それなりのコストがかかってくるので、そのコストに見合った結果がきちんと出るのか不安になると思います。

今回は平成28年度に交付を受けた建物97棟(うちオール電化は82棟)のデータを集計した結果が発表されました。地域別、世代別、建物の大きさ別、給湯設備別などで比較していましたが、そのなかで世帯主世代別では、在宅時間の差なのか60代以上の世代だけは創エネ発電量を消費エネルギーが上回った結果がでていました。給湯設備別では、エコキュートが一番成績優秀で、その次はエコジョーズ(ガス)でした。その他にも色々と興味深いお話はありましたが、結論を言うと、オール電化では95%がゼロエネ住宅を実現していました。

ゼロエネルギーを達成している家に住んでいる方の実感のアンケートで『「我慢の省エネ」をしなくても光熱費が抑えられている』という回答が多く、これは健康寿命を延ばすという点でも、とてもいいことではないのかなと思っています。もちろん、省エネの家を作るということも大事ですが、省エネ住宅を建てることでCO2の排出量を減らし、地球温暖化の影響による熱波・豪雨、そして猛暑を少しでも食い止めることを考えていかなければならないなと実感した時間でした。

 

古山

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Posted by hirabayashi