法律って難しいですよね

今日はちょっとお堅い話です(笑)

数ヶ月前、「 薬機法 」についてのセミナーがあったので参加しました。「薬機法」とは医学部外品・化粧品・医療機器などにおける品質や安全を確保するための法律です。

WEB会社やメディア運営者に関係ある部分としては「広告表示」「文言」「画像」の掲載などですね。

たとえばコスメやサプリの効果として

・肌の変化が分かるビフォーアフター画像の掲載
・「シミがなくなりました!」などの身体の変化に関する文言
・〇ヶ月の経過でこうなりました!というレポート記事や画像

などが法律違反になってしまうんです。

 

美容系Youtuberが新しく発売されたスキンケア商品(化粧水)をレビューする場合。

「サラサラした手触りで、軽い着け心地です!」というのはOKですが、
「肌が引き締まりました」「1週間付けてみた結果…肌が白くなりました!」というコメントをしてしまうと罰則対象になります。

「フェイクニュース」や「やらせレビュー」などが問題となっている近年で、薬機法の取り締まりはますます強化されている そうです。

薬機法に限らず、著作権や景表法(条件を守っていない状態での「〇〇NO.1商品!」のような表記)などは、AIの発達によって小規模なサイトや個人ブログにも取り締まりの目が入ってくるようになります。

また、Googleの評価(SEOなど)もコンテンツの中身を重視する傾向がより高くなってきました。

 

つまり、「最低限の規則」を守っていないメディアは今後どんどん淘汰されていくというわけです。

そういうタイミングになったときに慌ててコンテンツを修正しても手遅れです。

今のうちから正しい記事をかけるライター・漫画家、そして企業は、今後需要が伸びるそうです。なぜなら、そういった知識があるクリエイターや企業はまだまだ少ないから。

正しい記事をかける人が少ないのに、世の中の取り締まりは厳しくなる…。

コンテンツを閲覧する人のためにも、きちんとした内容のものをつくりあげ、インターネットの世界から愛されるメディアになれるようにしていきたいですね。

 

そうそう、薬機法には各製薬企業や化粧品企業も四苦八苦しているようですが、各企業の薬機法の「回避方法」を見ているととても面白いです(笑)

たとえば、とある化粧品A。「つけると肌に弾力がでる」ということを謳いたいのですが、それをストレートに言ってしまうと違法になるため、ランディングページ上では「コンニャクにおける弾力の実験結果」を掲載していました。

化粧品とは全く関係のない実験です。

その化粧品のサイトには一切「肌」という文字が出てきませんが、コンニャクの実験結果をのせることで、閲覧者が勝手に「化粧品A」と「弾力」というワードを結びつけて、「化粧品Aは肌に弾力がでる商品」という認識を持ってもらうことを期待しているようです。

普段見かけるTVCMや通販番組もそういった視点で見るととても面白いですよ(笑)

仕事

Posted by TAKAHASHI